いのちへの暖かい眼差しから撮られた四季折々の写真と、短い言葉で綴られています。
全43点の写真のうち未発表のものが30点あります。神宮内苑で撮られた白鷺の写真にはじまり、散りながらも庭を彩る桜の花びら、細い糸だけで支えているさなぎ、秋が寂しいなんてウソに思えるぐらい鮮やかな紅葉、机の上で舞ったススキの穂……。
何気ない風景の中で見つけた生命の美しさ、力強さが伝わってきます。
【あとがきより】
「四季折々の美しい日本に生まれた幸せを私はいつも感謝しています。
東京に住んで七〇年ほどになりますが、あまり旅行をする機会もないまま近くの明治神宮の内苑、代々木公園、そして上野の不忍池などを散策しながら四季の変化をたのしみ、自然の中の小さなドラマを見つけては写しています」
「ぜひ多くの方に読んでほしいです。」