科学技術の急速な進歩は、人間の生活に豊かさを与える一方で、地球温暖化などの環境問題、エネルギー源となる埋蔵資源の多い国々での紛争など、地球規模でのさまざまな問題を引き起こしてもいる。こうした時代にあって信仰者はどう生きればいいのか。
著者は、本書「自然尊重は平和への道」の中で、植林活動でノーベル平和賞を受賞したケニア人女性を紹介され、平和を実現することと自然界を尊重し、地球を傷つけないということとは密接な関係があるとご説示。「地球上の生命と人間とは皆一つの作品として一体であるという、より大きな広がりをもったメッセージを同時に伝えていくことが大切」と生長の家の“すべては一つ”の教えが世界平和実現に欠かせないことを強調されている。
平成15年から17年までの全国大会や式典などでのお言葉11本とインタビュー2本が収録されている本書は、『信仰による平和の道』の続編ともいうべきもので、信徒はもとより、グローバルな時代を生きる現代人必読の一冊。
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【目次より】
第一章 環境・資源・平和
1 ムダなものは一つもない
2 平和のためにできること
3 万物の背後に“仏”を見る生活
4 内なる神性・仏性を輝き出そう
5 “沈む島”が教えるもの
6 人類の霊的進歩を目指して
7 自然尊重は平和への道
8 善は必ず現われる
9 明るい人生を創造しよう
第二章 科学と宗教をめぐって
1 もっと良心を表現しよう
2 神意に基づいて生きること
3 “心的真実”を求めて
4 神と人との“境界”をめぐって