【 人物紹介 】 |
高橋 義孝(たかはし よしたか) 大正2年生まれ。昭和10年東京帝国大学文学部独文科卒。2年間ドイツに留学。内田百聞に師事し、戦後、東京高校、九州大学、慶応義塾大学、名古屋大学、桐朋大学教授を歴任。昭和30年「森鴎外」で読売文学賞。心理学を援用した「文学研究の諸問題」や「ファウスト」などの翻訳でも有名。ほかに『近代芸術観の成立』『高橋義孝文芸理論著作集 』、エッセイ『すこし枯れた話』『酒客酔話』などがある。また、大相撲を愛し、39年から横綱審議委員会の委員をつとめ、56年より平成2年まで第4代委員長、横綱推薦内規の改革案を提言した。平成7年没。著訳書に『森鴎外』『ゲーテ小伝』のほか、『フロイド選集7 芸術論』、『フロイド選集11 夢判断 上』、『フロイド選集12 夢判断 下』、『フロイド選集14 愛情の心理学』、『ユング著作集1 人間のタイプ』、『ユング著作集2 現代人のたましい』などがある。 |