◎子どもたちの前世を突き止める――
もはや無視できない、膨大な「転生」の証拠!
人間の生まれ変わり研究で世界的に知られる、ヴァージニア大学精神科「人格研究室」。本書は同研究室を40年以上率いたイアン・スティーヴンソン博士の後継者・児童精神科医タッカー博士による初めての著作である。
「前世の記憶」を語る世界の子どもたち1100事例のデータを徹底分析し、人間の「生まれ変わり」をめぐる新たな真実に迫る野心作。
『前世を記憶する子どもたち』『前世を記憶する子どもたち2』ではあまり触れられなかった、アメリカ合衆国でのドラマティックな事例を多数収録。
【本書のトピックより】
*非業の死を遂げた人は生まれ変わりやすい?
*生と死の中間状態を語る子ども
*神・至高者との出会い
*子どもたちには次の母体を選ぶ力がある?
*前世と現世の母親の間で苦しむ子ども
*死んだ場所に留まりつづける子どもの意識
*前世の記憶は何歳まで持続するのか
*心はどのように新しい体と脳に影響を与えるのか?
*「人口爆発」現象は生まれ変わりと矛盾しないのか?
*人間の生まれ変わる意味とは何なのか?
*「胎内記憶」をもつ子ども
(原著)
LIFE BEFORE LIFE: A Scientific Investigation of Children's Memories of Previous Lives(2005)
【目次より】
まえがき:イアン・スティーヴンソン
はじめに
ケマル・アタソイ〔トルコ〕の事例
●第1章……前世の記憶を語る子どもたち
予言、実験的母斑、出生前の夢
母斑と先天性欠損
過去世の発言
過去世の行動
過去世の再認
●第2章……世界の生まれ変わり例を調査する
事例の調査
●第3章……考慮すべきさまざまな解釈
通常の解釈
(詐欺的行為/空想/通常の方法によって得た知識/情報提供者による記憶錯誤/遺伝的記憶/超常的な解釈/超感覚的知覚(ESP extrasensory perception)/憑依/生まれ変わり)
●第4章……生まれるために“目印”をつける
チャナイ・チューマライウォン〔タイ〕の事例
ネシプ・ユンリュタシュキラン〔トルコ〕の事例
インディカ・イシュワラ〔スリランカ〕の事例
プルニマ・エカナヤケ〔スリランカ〕の事例
母斑例を理解するには
母斑例についての疑問点
実験的母斑
それぞれの解釈を検討する
●第5章……過去世の出来事を思い出す
過去世の発言の特徴
(前世の話を始める年齢/発言内容の詳細/話しかた/書きとめられた記録)
クムクム・ヴェルマ〔インド〕の事例
ジャグディシュ・チャンドラ〔インド〕の事例
ラタナ・ウォンソムバト〔タイ〕の事例
ガミニ・ジャヤセナ〔スリランカ〕の事例
事例の説得力を高める条件
それぞれの解釈を検討する
●第6章……前世に由来する変わった行動
死後にも続く感情
死を恐怖する体験
生後に獲得していない嗜好
遊びこそまさにうってつけ
性別を転換する
記憶する双生児
ポロック姉妹〔イギリス〕の事例
前世での感情がもたらすもの
さまざまな解釈を検討する
●第7章……“懐かしい顔”を見分ける
ナジー・アルダナフ〔レバノン〕の事例
グナナティレカ・バデウィタナ〔スリランカ〕の事例
マ・チョエ・ニン・テト〔ミャンマー〕の事例
さまざまな説明を検討する
●第8章……天上の中休み
前世への執着が残る
他界の報告
この世の記憶とあの世の記憶
記憶に残る妊娠
●第9章……さまざまな反論を検討する
唯物論的世界観
他のいくつかの証拠
未知の仕組み
人口爆発
アルツハイマー病
宗教の方面からの異議
●第10章……結論および推論――生まれ変わりの意味
誰もが生まれ変わるのか
生まれ変わりの事例では、何が生まれ変わるのか
生まれ変わる時期と場所
カルマという問題
いつまでも持続する感情
両親への助言
霊的な推測
将来の研究
おわりに
著者からのお願い
謝辞
原註
訳者後記
参考文献
索引