『白鳩』誌に著者が毎月連載している「四季のエッセイ」(平成十三年四月号~平成十六年九月号掲載分)の中から、四十編をセレクトした珠玉のエッセイ集。
この時期に、著者には子供たちの巣立ちと講習会への出講という大きな変化がありました。子供の巣立ちは、母親であればいつかは迎えるものですが、著者も想像以上に寂しい思いをされたようです。また、講習会に副総裁先生と一緒に出講されるようになったことでの心の変化も語られています。
タイトルの「新しいページ」には、未来に向かって、つねに前向きに生きる著者の心情がこめられました。
また、本書では実家のご両親に宛てて毎日描いておられる絵手紙がはじめて公開されました。四十編のそれぞれには著者自身のイラストも入っています。日常生活に生長の家の教えを生かし、すがすがしく生きる著者の自然へ、社会へ、家族への思いにあふれた、心温まる一冊です。
【目次より】
はじめに
人生の節目――子育てが終わろうとしている(2001年1月~12月)
心の居場所
人生の節目
鑑真和上
うららかな春の日に
山の春
伴侶のある可能性
半袖の正装
出かけて行った娘
共感する心
理想に生きる
“二人の自分”の間で――変化への恐れと挑戦(2002年2月~10月)
サポーターからパートナーへ
聖職者の驕り
ある春の日に
バスの中で
“二人の自分”の間で
理想をもち、語ること
鍬の手応え
一人でも始めよう
ある季節の終わりに
海苔巻の味――子供に最後のお弁当を作る(2002年10月~2003年8月)
人々の祈り
現実を変えるもの
三角の指輪
海苔巻の味
ミス・コンテスト
新しいページ
可愛い子には旅を
一万円のワイン
星に教えられ
庭からの贈りもの
今がいちばん――過去でも未来でもなく(2003年9月~2004年5月)
人々の輪
レトログラス
人生遍路
小さな善行を積む
いのちの不思議
善意の人々
春浅し
今がいちばん
鳥の子育て
日本の風景